宮崎市の西部(小松台・小松・大塚)地区の売地・売家・賃貸・管理等のことなら総合不動産業の『宮崎西部不動産』にお任せください。精一杯、お客様をお手伝い致します!
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良い物件と出会うために必要なこと

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宮崎西部不動産の飯干です。一つの物件に対して、問い合わせや契約希望のお客様が集中することがあります。しかし、これは偶然などではなく、必然で起こっていることです。
例えばA様が大塚町で土地を探されていたとします。他にも同じように大塚町で探されている人達はいるわけで、A様が良いと思った物件はその方達にとっても魅力的な物件なのです。
ここで発生するのがお客様同士の競合。早く意思表示を出した人、申し込みを行った人が優先されることになります。では、どのようにすれば一番手として抑えることができるのか?
私が住宅営業マンだった頃の体験談です。とある日向市在住のお客様に、定期的に物件情報をメールで送っていました。希望する地域は、なかなか売りの出ない厳しい条件だったので、長期化することを予想していたのですが、たまたまタイミングよく新規の物件が出ました。
先に私の方で現地を確認。直感的に『これは急がないと他で決まってしまう!!』と判断。しかし、仕事休みの土日に来てもらう頃には、もうこの物件は残っていないかもしれない・・・。
悩んだ挙句、私は仕事中のお客様の携帯に電話して状況を説明。『自分でもとんでもないことを言っていると思いますが、地図と写真だけでこの物件をすぐに抑えるか検討してもらえませんか?』と提案しました。
結果、そのお客様は現地を直接見ることなく、私がメールで送った写真と地図だけで購入を決め、すぐに買付(購入)依頼書で物件を抑えました。なんとその15分後に2番手の買付が他社から入ったそうで、本当に奇跡的な出来事となりました。
実際、そのお客様に現地を見てもらうまでは、本当に良かったのかドキドキしていましたが、『想像通りの土地でした。抑えて正解でしたね。』と言われて、ほっと胸を撫でおろした私。今でも鮮明に覚えています。(この当時、まだGoogleストリートビューのサービスは始まっていませんでした)
そして聞いてみました。『自分で提案しておきながらなんですが、どうして現地を見ることなく写真と地図だけで購入を決めれたのですか?』。話を伺ったところ、次の理由でした。
①休みの時には宮崎市内に来て、土地を探しながら希望地域を車で回っていた。(土地勘が養われていた)
②これまでに物件を色々と見てきて、土地の相場も理解していた。(優良物件を見分ける眼力も養われていた)
そして、地理と相場を熟知することで、『物件を即決できる判断力』も養われていたのでしょう。そのような方は『まだ良い物件が出てくるかもしれない』『本当にこの物件で決めても良いのだろうか?』と悩むこともありません。『決める』『決めない』がはっきりしているのです。『誰よりも早く、一番に物件を抑える』には重要な部分だと思います。
これから不動産を探される方は、まずは色々と物件を見て比較検証していくこと。ただ、見るだけではなく、その地域の相場を理解すること、物件の選定や判断力を日頃から養っていくことも大切だと思うのです。