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囲い込み営業にご用心

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私の方で土地をご購入いただいたお客様のお話です。
土地取引終了後、ご主人様が描かれた間取図を基に、工務店数社が提案を行っていました。
私も図面を拝見したのですが、とても良く描かれており、そのまま製図に入っても問題ないほどのレベルでした。ただ、気になったのは玄関引き戸の収め方。ご主人様に各社に取り付けが可能か聞いた方が良いことを伝えておきました。
元住宅営業マンとしては提案内容にも興味があり、時々ご主人様から状況を伺っていたのですが、各社の見解については、やはり玄関引き戸の収め方は難しいということでした。
それから数日後、最後に別の工務店がもう一社だけ競合に入って来ました。その工務店によると玄関の収め方は問題ないとのことで、お客様も喜んでいました。
ただ、各社の悪口や提案内容の粗を探して、差別化を図る手法を取っていたようで、少々嫌な感じはしていました。私的には他社の誹謗中傷は御法度、自身の格も下げるだけだと思うのです。
しかし、言葉巧みなトークでお客様はそのような印象は持たれていない様子。私も面識がない工務店でしたし、自分が受けた印象でお客様の家づくりに口を挟むわけにもいかず、ただ動向を見守るしかありませんでした。
数週間後、お客様はその工務店で話を進める考えになっていたのですが、まだ正式な返事を行っていませんでした。しかし、工務店も手応えは感じていたのでしょう。最後に取った大胆な行動―
なんと、お客様と契約もしないまま、その工務店は建築確認申請(役所もしくは民間の建築確認検査機関に提出する公的手続き)を出してしまったのです。
早急に取りかからないと、希望時期に入居できないという理由で、『囲い込み』に入ったのです。契約をせずとも建築確認申請まで出してしまえば、お客様は逃げれないと考えたのでしょう。
そして、確認申請が下りた後、状況が一変。玄関引き戸は、やはり希望の方法では収めきれないことが判明し、他にも数ヶ所の図面の見直しをお客様に提案してきたそうです。結果、その工務店との話はなくなり、他の候補の工務店で再検討することになりました。
自身の住宅営業としての価値観と自論になりますが、信頼できる住宅会社や工務店は、まず他社の批判をすることはありません。あからさまな囲い込みも行いません。
信頼できる住宅会社、工務店と出会うにはどのようにすれば良いのか?
また次の機会にお話しさせていただければと思います。