宮崎西部不動産

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欠陥住宅は宮崎にも存在する

記事投稿日:2022年9月4日

これは以前、ご相談を受けた施主様からご提供いただいた床下の写真です。
土台が乗る基礎の上面を平らにする「モルタル天端仕上げ」は一般的にも行われる作業ですが、作業前の段階で既にかなり斜めになっていたことがわかります。

拡大するとコンクリートの目が粗く、接合面もボコボコしています。細かい指摘になりますが、基礎パッキンの通気口に被ったホームセンターのシールすら剥がしていません。

基礎の側面に溢れたモルタル。型枠を使わずにモルタル天端仕上げを行ったのか、それとも破損した基礎を補修した跡なのか・・・

アンカーボルトが露出していて、土台との固定が全然できていません。
現場で加工して強引に取りつけた感じでしょうか。本来の役割を全く果たしていません。

全体的にアンカーボルトは数本しか使われておらず、基礎の上に土台が固定されずに乗っているだけの状態でした。ご近所の方が施工状態を見て施主様にアンカーボルトが使われていないことを教えてくれて、後から金物プレートで補強を行っているのです。

ただ、この金物プレートも内側に数箇所しか固定していないので、強度や耐震性については不安しかありません。基礎パッキンのギリギリの箇所に土台の継ぎ手が乗っているのも気になります。

浴室の下も水漏れが発生しており、断熱材も基礎の下に垂れています。

建築確認申請が不要である都市計画区域外は工事届出を行うだけで建築ができます。検査済証を発行する第三者による完了検査なども行われないので、このような工事がまかり通ってしまったのでしょう。

最後に本当に工事届出が行われていたのかも気になって、宮崎市の建築行政課に確認を行ったのですが・・・

工事届出も行われていない違法建築物でした。

施工した工務店は今でも存在しています・・・

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