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境界トラブルを未然に防ぐ、回避する為には

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宮崎西部不動産の飯干です。不動産の取引で私が最も気を付けているのが『境界確認』。
よく、インターネットでも境界トラブルについての記事を見かけます。

境界杭(プレート)が欠損・埋もれていたり、あるいは歪んだりズレている場合、隣接同士が境界を誤認したままでは将来必ずトラブルに発展してしまいます。

購入しようとしている不動産の境界が不明の場合は、売主側に敷地の実測を行ってもらい、境界を明示してもらうことが大切です。

ここまでは不動産業者として当たり前のお話しなのですが、住宅営業も経験している私ならではの体験談を。



住宅営業時代、とある新しい分譲地の完成間近の現場。
施主様と外柵業者を交えて、現地でブロックや外柵フェンスの打ち合わせを行いました。

周囲の状況を見て施主様と外柵業者にアドバイス。
『駐車場のコンクリートを打設する時は、お隣のブロックに直付けしないように注意してください。隙間を空けるか、内側にブロックを1段入れてから打つように。』

お隣のブロックの積み方から、なんとなく気を付けた方が良いと思っての判断でした。
施主様も外柵業者も納得し、数日後に建物の引き渡しを終えました。

それから3日後、お引渡しを行った現場の隣接の方からクレームの電話が入ったのですが、私の予想の斜め上をいっていました。

『お宅が建築した住宅の敷地内の砕石(砂利石)が、うちのブロックに接触している』

なんと駐車場のコンクリート部分ではなく、敷地内の砂利石が自分のブロックに触れているというクレーム。これは困ったことになったと頭を抱えていたら、数分後に隣接の方から再度電話があり、『よく見てみたら、お隣も内側に一段ブロックを積んでいました』とのこと。

私がアドバイスをした時に、駐車場だけではなく、敷地一面にブロックを積んでおいた施主様の機転で事なきを得ました。

ただ、お隣の気持ちは分からないこともなく、特に新しい分譲地の場合は、自分の家はもちろん、外柵にも思い入れがありますので気になるのは当然かもしれません。

この事例は稀なケースでしたが、駐車場のコンクリート打ちについては、気を付けた方が良いかと思います。

境界杭はしっかりしていても、隣接がどのようなブロックの積み方をしているのか。
お互いに配慮しながら、良いご近所付き合いができるようにしたいものです。