お客様から『戸建とマンション、どっちがいいのでしょうか?』と聞かれることがよくあります。
もちろん、どちらかが正解というわけでありません。
ただ、私の場合はいつもこのように答えています。
シンプルな回答になりますが、利便性のある街中に住みたいのであれば、マンションが良いかと思います。お店や病院、駅やバス停なども近くにある場合が多いので、老後も暮らしやすいです。
セキュリティもしっかりしており、建物の構造や耐久性から、戸建よりもメンテナンス費用がかかりません。ただし、管理費や修繕積立金、駐車場も別途費用がかかる場合が多いので、ゆとりを持った住宅ローンの返済計画を組む必要があります。
では、戸建の場合はどうでしょうか?
街中では土地も高額ですから、建物も含めるとかなりの総額になってしまいます。
しかし、戸建の場合は減価償却で建物の評価は落ちても、土地の評価はほとんど変わりません。逆に周辺に売地がなければ、不動産として高く取り引きされる場合もあります。マンションの区分所有と異なり、戸建の場合は土地は減価償却資産ではないので、資産形成のメリットが大きいと考えます。
縁起でもありませんが、地震で全壊しようと、火事で全焼しようと、戸建の場合は土地だけは必ず資産として残るのです。
住まいに何を求めるのか?
老後の生活はどうするのか?
ご両親との同居もあるかもしれない。
実家に帰るのであれば、将来 売るか貸すかも検討しないといけない。
人それぞれ、状況が違いますから、最初に述べたように、どちらかが正解ではないのです。
将来のライフプランも考えながら、『戸建』と『マンション』どちらが自分達に良いのか?
ご家族でじっくりと話し合って検討してみましょう。