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境界トラブル事例について-法面には気を付けましょう

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宮崎西部不動産の飯干です。
今日は最近あった宮崎市内での境界トラブルの事例を一つ。

中古住宅を購入されたお客様が、敷地内に駐車スペースが1台分しかなかった為、縦列駐車ができるように奥にもう1台分の拡張工事を行いました。

この物件がある区画は『ひな壇』になっており、それぞれ敷地の一部が法面になっていました。その為、自分の敷地の中に隣接の敷地が入り込んでいる場所でした。
このような立地は宮崎市内でも多く、特に高台の古い住宅団地に多くみられます。

分かりやすく図解で説明するとこのようになります。
間知ブロックは必ず地面よりも下に根入れをしなければならないので、
実際の境界は法尻から更に敷地内に入り込んでいる場合が多いのです。

ここで考えられる境界トラブルは次の2つ。
①車が隣接の敷地内に入っている。
②打設したコンクリートが境界を越境している。

施工後に隣接者からクレームがあったのですが、今回はケース②に該当しました。
ただ、隣接の法面は経年劣化でクラック(ひび割れ)や部分的な崩壊箇所があり、雨水は法面に浸透させずに道路側に排水を取った方が望ましい為、コンクリートを法面まで打設させてもらった説明を行い、ご理解いただくことができました。

このような立地の駐車場の増設工事を行う際は、事前に隣接者にコンクリートを何処まで打設して良いか、確認と了承を得るのが良いでしょう。

宮崎市|境界トラブル|クレーム|法面|土地家屋調査士