国富町八代|中古住宅|1,880万円|土地面積 1,147.91坪坪|建物面積 50.10坪
国富町八代の地に、まるで時を経ても変わらない日本の美意識が息づくような、重厚感と温かみを併せ持った和風平屋住宅が登場しました。宅地186坪、農地961坪、合計1,147坪もの広大な敷地を誇るこの物件は、住まう人の心に深い安らぎをもたらす一邸です。
自然に囲まれた静かな環境と、今では貴重となりつつある本格的な和の住まい。
そこに、現代の快適性も備えた「オール電化住宅」としての機能性を兼ね備えています。
本格和風建築が息づく、心地よい住まいのつくり
建物は築26年の木造瓦葺き平屋。時を重ねながらも、その構造躯体はしっかりと保たれており、床の下地である根太に至るまで、確かな施工の技術を感じさせます。内部は日本家屋ならではの伝統工法である「真壁工法」を用い、和室の壁には手の込んだ砂壁を採用。湿度調整にも優れる杉板仕上げの収納や押し入れ、そして無垢材の床など、素材選びにも一切の妥協がありません。
和の格式を感じる、客間と広縁の設え
注目すべきは、客間として設けられた本格和室。床の間・床脇・書院が美しく組み合わされた続き間の空間は、まさに格式の高さを物語る設えです。南側には一間幅の広縁があり、柔らかな日差しを受けながら、ゆったりと季節の移ろいを楽しめます。
また、天井には格天井(ごうてんじょう)を採用。これは太い角材を正方形に組み、その上に板をはめ込んで仕上げる伝統的な造作で、かつては寺院や宮殿などの格式高い建築に用いられてきました。今の新築住宅ではまず目にすることのない、贅沢な意匠の一つです。
全室に収納があり、居住性にも優れています。北東側の和室には、布団や洗濯物が干せるウッドデッキが隣接しており、実用性と自然とのつながりを感じさせてくれます。寝室や書斎としても最適な空間になるでしょう。
ゆとりある水回りと、快適な家事導線
水回りにも充実の設備が整っています。10帖の広さを確保したダイニングキッチンには、収納力抜群のシステムキッチンに加え、造り付けのカップボードが2つ備えられており、使い勝手にも優れたつくり。
3帖の洗面所は脱衣スペースもゆとりがあり、勝手口はそのまま広い物置へとつながっているため、家事動線も良好です。浴室は洗い場の広い1坪タイプで、ご家族の皆様にも快適にお使いいただけます。
さらにトイレは2箇所(洋式便器と小便器)が設けられ、来客時にも配慮が行き届いた設計です。
多目的に使える、大型のシャッター付き物置
敷地内には約26坪の大型物置が設けられており、シャッター付きで防犯性にも配慮されています。
農機具や資材の収納はもちろん、車やバイクのガレージ、趣味の作業スペースとしても活用可能。
これだけの広さの物置がある住宅はとても希少で、住まいと生活の可能性を大きく広げてくれる存在です。
農地部分の取得について―農地法3条の許可申請について―
本物件の農地(畑)部分については、農地法第3条の許可が必要となります。
会社員の方や別に本業を持っている方でも取得は可能ですが、きちんとした営農計画等を立てる必要があります。
農地を取得するには、以下のような条件と準備が必要です。
①営農計画を立てる
農地を取得する目的が「農業経営」であることが前提のため、「何を、どれくらい、どうやって作るのか」といった営農計画をしっかり立てる必要があります。計画性がないと、許可が下りない可能性があります。
②農機具・農作業機械の準備
作物を育てるために必要な農機具や農作業機械を用意できるかも重要なポイントです。購入・リースのどちらで対応するかなど、事前に確認しておきましょう。
③年間150日以上の農作業に従事すること
農地取得後は、年間150日以上、農作業に従事することが条件となります。
ここでの「150日」は、丸一日作業する必要はなく、午前中や夕方だけの作業でも1日とカウントされます。そのため、時間の使い方を工夫すれば条件をクリアすることは可能でしょう。
④農業知識・経験の確認
農業に関する知識や経験があるかどうかも、許可を得る際の判断材料となります。未経験の場合でも、指導してくれる人がいる、または地域の研修に参加する予定があるなど、学ぶ姿勢を示すことが大切です。
農地取得に関する申請書類は専門的で複雑なため、行政書士に依頼して手続きを行うのが一般的。必要な書類や流れについても、きちんとサポートしてもらえるので安心です。
行政書士の農地取得に関する手続きについては、弊社でもしっかりとお手伝いさせていただきますので、ご安心ください。
現地の畑は961坪と広大で、家庭菜園のレベルを超えた本格的な農的ライフを実現できます。
この土地ならではの自然の恵みとともに暮らしたい方にとっては、またとない好機です。
宮崎市中心部からの距離を、価値ある時間に変える
本物件は、宮崎駅周辺の市街地から車で約35分の距離に位置しています。
一見すると少し距離を感じるかもしれませんが、通勤圏として十分可能な距離でありながら、日常は自然と静けさに包まれた暮らしが叶う環境です。
混雑を避けた穏やかな生活リズムの中で、都市部へのアクセスも確保できる。
まさに“ちょうどいい距離感”を持つロケーションと言えるでしょう。
和の美と自然のぬくもりを感じる、上質な暮らしをこの場所で
一歩敷地に足を踏み入れれば、そこには忙しない日常とは異なる、時間がゆるやかに流れるような空気が広がっています。
四季折々の自然に囲まれながら、和の美しさと現代的な快適性の両方を享受できるこの住まいは、「暮らしそのものに価値を見出したい」と願う方にこそ、おすすめしたい物件です。
この場所で、心地よい静寂と凛とした空間美に包まれた、上質な日々をはじめてみませんか。