花ヶ島町|中古住宅|3,210万円|土地面積 140.81坪|2階建 51.18坪|平屋 26.17坪
時を重ねてなお美しい ― 花ヶ島町の和風二階建住宅と平屋住宅
宮崎市花ヶ島町。
市街地の落ち着いた住宅地の中に、二棟の木造住宅が道路を挟んで向かい合うように建っています。
西側には、5LDKの本格和風二階建住宅。
東側には、明るく多機能的なインナーガレージ付きの平屋住宅。
それぞれが独立した建物でありながら、暮らしと仕事、静と動を心地よく分け合う関係にあります。
西側:伝統美と構造の確かさが息づく、和風二階建住宅
敷地の西側に建つのは、延床 約51坪の風格ある二階建住宅。
檜や杉などの良質な木材を使った木造軸組工法で、手刻みによる梁や柱が建物全体を支えています。
築年数を感じさせないほどしっかりとした構造で、当時の大工の技術が今も息づく“正統派の日本家屋”です。
玄関を入ると、磨き上げられた無垢の廊下が伸び、その先に二間続きの和室が広がります。
床の間・違い棚・書院を備えた本格的な造りで、障子越しのやわらかな光が畳に映え、品格と静けさを感じさせます。
客間としても、家族の団らんの場としても、どの場面にもふさわしい落ち着きのある空間です。
構造は堅牢で、床下や屋根裏の状態も良好で、建物全体に安定感があります。
メーターモジュール設計を採用しており、廊下や部屋の寸法にゆとりがあり、動線が広く、家具を置いても圧迫感がありません。
リビング・ダイニングは木の質感を基調に、昭和後期の上質な住宅らしい重厚感と温もりが共存。
キッチンは木製キャビネットが美しく、現代的な設備にリフォームしても違和感なく調和する設計です。
二階には洋室と和室があり、採光・通風ともに良好。
書斎や寝室、趣味室など、多目的に活用できます。
西側に位置するこの建物は、伝統美と実用性を兼ね備えた、まさに「家の主」と呼ぶにふさわしい佇まいです。
なお、現状では専用の駐車場は設けられていませんが、庭の一部を工事すれば駐車スペースの確保も可能です。
現在は、道路向かい(東側)の平屋住宅にあるインナーガレージを駐車場として利用しています。
二棟を行き来する動線は短く、生活面でも自然な連携が取れています。
東側:柔らかな光が満ちる、実用的な平屋住宅
道路を挟んで東側に建つ平屋住宅は、延床 約26坪のコンパクトで開放的な造り。
16帖のLDKを中心に、和室・キッチン・洗面・トイレを備え、住居・教室・事務所など多目的に活用できる設計です。
リビングは南面採光で明るく、家具を置いてもゆとりのある空間。
隣の和室は障子越しの柔らかな光が差し込み、静かで落ち着いた雰囲気を演出します。
床・建具・天井には木の温もりがあり、西側の二階建住宅の重厚さに対して、こちらは軽やかで現代的な印象を与えます。
キッチンは壁付けで、明るく機能的。
洗面・トイレは独立して配置され、動線もスムーズです。
浴室は設けられていませんが、構造的に増設が容易で、リフォームによる用途変更も柔軟に対応できます。
この平屋には屋根付きのインナーガレージを併設。
車2台を駐車でき、雨の日も快適に出入りできます。
現在は、道路向かいの二階建住宅の駐車スペースとしても利用されており、両棟をつなぐ“実用的な要”として機能しています。
二棟で描く、暮らしの広がり
西の二階建住宅が「暮らしの中心」を担い、東の平屋住宅が「活動の場」や「暮らしの拡張」を支える。
この関係性こそが、花ヶ島町のこの二棟の最大の魅力です。
家族の住まいと仕事場を分けたい方、
親世帯と子世帯で近居を希望される方、
趣味や教室などのスペースを別棟で確保したい方――。
それぞれのライフスタイルに寄り添い、無理のない距離感で“二つの暮らし”を叶えることができます。
二棟を合わせると延床面積は77坪を超え、いずれも木造の良さを活かした建物で、風通しと断熱性に優れ、経年によって深みを増す素材感があります。
利便性の高い立地 — 徒歩10分圏内に買い物施設
立地の良さも見逃せません。徒歩10分圏内にはヤマダ電機やコープがあり、日常の買い物にも困ることはありません。スーパーや家電量販店のほかにも、飲食店やドラッグストア、クリニックなど生活に必要な施設が揃っています。
閑静な住宅街にありながら、利便性を兼ね備えた環境は、住まう方の快適さを追求したい方に最適です。公共交通機関も充実しており、バス停や駅へのアクセスも良好。通勤・通学にも便利な立地です。
事業用物件としての可能性 — 福祉施設や事務所にも
住宅用としての利用はもちろんのこと、この二棟は事業用物件としてのポテンシャルも秘めています。
各部屋が広く、廊下にも余裕のある設計は、ケアハウスや住宅型有料老人ホーム、デイサービス施設など、高齢者向け福祉施設としての活用にも適しています。
また、東側の平屋住宅は、スタッフルームや事務スペース、ミーティングルームとしての利用も可能。
道路を挟みながらも近接しているため、一体的な運営・管理が行いやすく、事業用としても非常に実用的な構成です。
暮らしにも事業にも最適な花ヶ島町の物件
花ヶ島町のこの二棟は、自然環境に恵まれた郊外ではなく、市街地の利便性を背景にした住宅です。
それでも、建物自体が放つ「静けさ」と「確かさ」が、暮らす人に落ち着きをもたらします。
道路を挟みながらも互いを補い合う二つの家。
西の二階建が「時を重ねる家」として存在感を放ち、東の平屋が「暮らしを支える家」として寄り添う。
そして、住まいとしても、事業拠点としても、柔軟に形を変えながら価値を生み続けていく――。
この場所には、“住む”と“営む”を両立できる、上質で多面的な暮らしの舞台が広がっています。







